日本語が全く話せない サバイバル時期にほんご教科書
1/7 『日本語学級(1)』
一番最初に必要なにほんごがつまっています。
「いい・だめ、ある・ない、きて・みて」数・日にち・時間、ほか
ひらがな・カタカナのワークシートが おもしろい!
サバイバルに続き意思疎通を 初期指導にほんご教科書
2/7 『日本語学級(2)』
いいたいことを話せるように。 日本語学級1につづく本
すき・きらい、ほしい・したい、あげる・もらう・くれる、
おおきい・おおきくない、どっちがおおきい?
しています、してもいいですか、してはいけません ほか
〜教材をえらぶ〜
国語の教科書は、日本で生まれ育ち、家庭でいつも日本語を話す子どもたちを前提に作られています。このためやさしそうに見えても、単語ひとつ、文字ひともじ、何もかも全てを一から学ぶときの教科書にはなりません。
国語教育以外に、外国語として日本語を学習する方法として日本語教育の教授法があります。しかしこの教授法は、すでに一つめの言語での思考力が出来上がった大人に効果的な教え方です。
子どもたちに接していると、個人差があるものの10歳をすぎて高学年5.6年生になると、子どもたちの母語がしっかりし、言葉を使ってものごとを説明したり、ものごとを比較したり、比較したことがらを客観的・分析的に考えて理解する力が発達するのを感じます。
この年頃になると、大人向けの日本語教育の方法を簡略化して応用もできますが、子どもたちの理解の土台を見極め、冗長にならず興味を惹きつけて説明することは至難の業です。
このテキストは、長年、波多野ファミリースクールで子どもたちの日本語力獲得に注力された大蔵先生こそのユーモアと愛情あふれた名作で、本ものものが教師です。
日本語教育ってよく分からないという大人や新米日本語教師でも、本に向かう子どもたちに寄り添ううちに、ユーモアあふれるイラスト・構成に導かれて、ともに学ぶことができます。日本語文型を易から難の世界へと、無理なく身につける構成です。教えすぎず説明しすぎず、子どもたちが日本語に気づき、力をつける後押しをしてくれます。
子どもたちへの教え方を教えてくれる発見にあふれたテキストです。
3/7 多読で自然に日本語にふれる
『よむよむ文庫スタート』
8つのお話 『一つ二つ三つ』『しりとり』『絵の中のねこ』『アリとハト〜イソップ物語より〜』
『西町交番の良さん「あぶない」』『西町交番の良さん「どろぼう?」』『わかがえりの水』『森のコンサート』
↓アスク出版のHPで、ページサンプルを見たり、音声をダウンロードしたりできます。
〜多読という教え方・学び方〜
子どもたちは言葉に親しみ、言葉で遊び、話したい欲求をバネに自然習得する力を持っています。
言語が発達途上の幼い子どもに向かって、言語教育の抽象的な文法概念を多用したり、用言の活用を比較分析的に暗記させたりして教えようとすることは避けるべきです。
本を読むことは、お話を体験することです。楽しいことがあると何度も思い出したり誰かに伝えたくなって、楽しい経験はよく記憶に残ります。覚えたてのひらがなで、多読をすると、興味のむくまま、いつのまにか多くの日本語に触れられます。
本を選ぶのも子ども自身。ズラリと並んだ8冊セットから、自分で本を選びます。
教えすぎず支援する気持ちで寄り添って、いっしょに本の世界を楽しみます。
4/7 ひらがな・カタカナ・一年生の漢字 をWebで学習
「日本語学習モバイル教材」は、外国語学習者向けではありませんが、
50音表のひらがなやカタカナ、特殊音節の文字をクリックして、文字のかきかたのアニメ動画を見ることができます。また、「きく」メニューでは、単語の音声をきくことができます。
学校のタブレットなどで来日すぐの自習に使えます。 (↓特別支援教育デザイン研究会のHPです)
この本のすばらしさは、「あいうえお」をおぼえはじめたばかりでも、すぐに読めて楽しめるところです。
かわいいイラストのミニブックは、印刷して小さなかわいい本を作るのも楽しいですし、オンラインで読むこともできます。↓国際交流基金シドニーのHPです。こちらからダウンロードできます。
英語版の動画
6/7 日本の学校生活をアニメで紹介
文科省YouTube 各動画10分程度
来日直後のお子さんと保護者に、学校生活をアニメ動画で紹介。
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